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募金活動を通じて学んだこと

毎年歳を重ねる11月には新しいことを始めようと決めています。

30歳はブログ、29歳は募金活動でした。

なぜ募金活動を始めようと思ったのか。

今思うと半分勢いだった気がします。

ただスポーツを頑張っている子供達の何かしらの力になりたいという気持ちが強かったんです。

子供達を応援したいと思ったのは自分に子供が産まれたことがきっかけでした。

それまでは他人を心から応援したいとか自分に利益のないことをしようなんて思えませんでした。

むしろそんな善人ぶってる人間を偽善者だと言うような愚かでダサい人間でした。

1人の子供の父親になったときそんな恥ずかしい生き方は嫌だなと思いました。

カッコよくなくてもいいけど、ダサくて愚かなのは嫌だなと。

1人の人間が育つって本当にたくさんの人の力が必要なんだなと身をもって感じた時、自分の子供だけじゃなくて頑張っている子供達には自分の役に立てる範囲で何かをやってあげたいと思ったんです。

自分もたくさんの大人の方々に良くも悪くもお世話になったので。

まあ冷静に見ると余計なお節介になっちゃうんですけどね。

いざ始めてみるととても大変でした。

そもそも協力してくれる人はいませんでした。

自分の技能でお金を稼ぐことは簡単ですが、ただの募金でお金を集めるってのは本当に並大抵のことではありません。

少しずつ協力してくれる人は増えましたが1年前に思い描いていた現実とは全く違いました。

もっと子供達に支援を届けたかったけど今の自分の力では無理。

自分の力の現実を知りました。

募金活動を始める前に相談した友人がいました。

「協力するね」と言ってくれていたけどいざ始めると連絡が取れなくなりました。

募金をしてくれたわけでもないのに昔の友人がSNSで誹謗中傷的なことを書いたりしていました。

見ていて非常に不快で、ダサくて、軽蔑しました。

こう言った悲しい事もあったけど逆に、全く連絡を取っていなかった昔の友人から連絡が来て募金に協力してもらう事もありました。

何が良いか悪いかに絶対はありません。

そもそも知らない子供達に募金してなんになるの?という考えも正当な意見です。

正解がないなか1年間を過ごして正直気持ちの良いことは少なかったかも知れません。

「なんでこれ始めたのかな?」とやめようと思った事も何度もありました。

ただ少しのお金でも支援を届けた子供達や親御さんに喜んでもらえた事、協力してくださる方々がいた事で続けることが出来ました。

振り返ってみれば行動に移したことによって1年前には感じなかったことや見えなかった世界が見えました。

結果として人の見方や他人の声を気にすることの無意味さ、本当に応援したい人達はどんな人達なのかということが分かりました。

僕にとって募金活動は人生の修行であります。

なので今年もやれる範囲で続けて行く予定です。

今後もこの1年間の反省を活かして心から応援したい子供達に皆さんからの支援金と自分自身がこれまでの教育の中で培ってきた知識や技能を子供達に届けていきたいと思います。

ご支援・ご協力してくださった皆さんには感謝と引き続きのサポートをよろしくお願いしたいと思います。

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