1. HOME
  2. ブログ
  3. トレーニングの連載
  4. トレーニングの連載vol.1

BLOG

ブログ

トレーニングの連載

トレーニングの連載vol.1

人の身体を診るときに僕が大切にしていることを最初に述べていきたいと思います。

①足の裏が機能しているかどうか

②体幹が機能しているかどうか

③脳、神経、各感覚が機能しているかどうか

必ずチェックするのはこの3つです。

それぞれについて順に詳しく述べていきます。

(今日は足の裏について)

①足の裏の働きについて

皆さんは足の役割とは何かと聞かれたらどのように答えますか?

足の役割は

❶身体を支えること

❷身体を移動させること

大きく分けて2つの役割があります。

そんなの当たり前やんと思ったそこのあなた!

これは当たり前なんだけれどもとても深い話しなんです。

まず足を大きく分けて4分割して考えてみましょう。

前後、左右、それぞれ真ん中を半分に区切ると4か所に分けることができます。

まず前後で考えてみましょう。

足の前側(母子球や小子球)は細かい動きが得意です。

(この理由を述べると話しが長くなるので今回は省きます)

このため役割的には移動させることが得意です。

足の後側(踵)は強い踏み込みが得意です。

この理由は簡単で踵の骨は大きく、身体の真下にあるからです。

形から見ても1番反力に耐えられる構造をしています。

このため役割的には支えることが得意です。

ここまではOKでしょうか?!

例えば、強い踏み込みをする場面を考えたときに足の前側で行うのか?後側で行うのか?どちらが適正でしょうか?

答えは簡単で支えることが得意な踵で踏み込むことによって強い踏み込みをすることが可能になります。

例えばこれを支えるのが苦手な前側で行った場合、どうなると思いますか?

前側は移動するのは得意ですが、後側と違い構造的に弱いのでその動作を繰り返すと足が壊れてしまいます(疲労骨折など)。

仮に怪我をしなくてもうまく止まれない、踏み込めないなどと目的とした動作が上手くできません。

このように足は前後で得意な動きと苦手な動きがそれぞれあるということをここで覚えましょう。

では、次に足を左右で分けて考えてみましょう。

外側は骨格を見て貰えば分かりますが、構造上支える動きが得意です。

逆に内側は移動する動きが得意です。

骨を見れば分かりますが、足の骨の外側には大きい骨が多いです。

特に後側は顕著で、踵は真ん中よりも外側に位置しています。

足の骨の数や大きさが左右で対称ではないことにより支えるという動作と移動するという動作がそれぞれの位置で役割として成り立ちます。

もし何の目的もない構造であればドラえもんみたいな左右対称の足になっていることでしょう。

また、外側と内側の働きが違うことで人は左右にサイドステップを踏むことができます。

外側で支えて内側に重心を動かすことで左右の重心移動が可能になります。

話しが長くなりましたがここまで大丈夫でしょうか?

では、ここまでの話しをまとめます。

足を前後、左右に分けて考えましょう。

❶後側と外側は支えるのが得意な場所

❷前側と内側は移動するのが得意な場所

なので強い踏み込みなどの支える運動は

【後側×外側】

細かい動きなど移動に特化した運動は

【前側×内側】となります。

まずこれを原則として覚えます。

この原則は人である以上絶対に変えられない事実です。

次にこの原則に沿った動きができているかを動作でチェックしていきます。

話しが長くなったのでこのチェックの仕方はまた次回の投稿vol.2でお話しします。

関連記事

明日使える知識と健康

\オンライン上で学べる/

サービス一覧

\お気軽にお問い合わせください/