偏平足が原因?膝や腰の痛みにつながる意外な落とし穴
こんにちは、パーソナルトレーナーの小山拓です。
新潟県上越市で、身体の不調や痛みの改善を目的としたパーソナルトレーニングを提供しています。
今回は、「偏平足(へんぺいそく)」についてお話しします。
聞いたことはあるけれど、実際にはどんな影響があるのか、知らない方も多いのではないでしょうか?
偏平足とは?
まず「偏平足」とは、足裏の“土踏まず”が潰れてしまっている状態のことを指します。
私たちの足には、本来「アーチ構造」と呼ばれる内側のカーブがあります。このアーチがクッションの役割を果たし、歩く・走る・立つといった動作の衝撃を吸収しています。
しかし、偏平足になるとこのアーチが失われてしまい、足本来の“構造的な強さ”がなくなってしまうのです。
ピラミッドのような三角形の構造は、頂点があるからこそ建物を支える力を持ちます。アーチも同じで、潰れてしまえば足で体を支える力が弱まってしまいます。
偏平足が引き起こす身体のトラブル
偏平足そのものが“悪”というわけではありません。
問題はその結果として、膝痛・腰痛・股関節の違和感・姿勢の崩れといった「二次的な不調」が現れることにあります。
足は、私たちの全体重を支える“土台”です。
その土台が不安定だと、体の他の部分、特に関節や骨がその負担を肩代わりするようになります。
例えば、
膝への負担が増えて変形性膝関節症に進行 腰への負担が増え、ヘルニアや分離症のリスク 立っているだけでも疲れやすくなる
といった、見過ごせない症状につながることもあります。
偏平足になる原因は?
原因の一つとして挙げられるのが、「体重のかけ方」の問題です。
人間の足には、「トライポッドフット」という理想的な体重の分散ポイントがあります。
それは、
親指の付け根(母趾球) 小指の付け根(小趾球) かかと
この3点にバランスよく体重が乗っている状態が理想です。
しかし、偏平足の多くはこのバランスが崩れ、「母趾球(親指の付け根)」の一点に体重が集中してしまうことで、足裏の三角形(アーチ構造)が壊れてしまいます。
偏平足を予防・改善するには?
一度偏平足になってしまうと、年齢や生活習慣によっては完全に元に戻すことが難しい場合もあります。ですが、これ以上悪化させないことや、機能的に使える足をつくることは可能です。
そのために意識してほしいのが、
トライポッドフット(三点支持)を意識した立ち方 体重を偏らせずに歩く・立つ
といった基本の身体の使い方です。
偏平足を軽視すると、将来的に様々な痛みや不調につながる可能性があります。
日々の身体の使い方を見直すことは、健康への第一歩です。
上越市で「身体の痛み」や「不調」でお悩みの方へ
当ジム「Personal Box」では、膝・腰・肩などの痛みの根本原因にアプローチするパーソナルトレーニングを提供しています。
一人ひとりの身体の状態に合わせ、偏平足や姿勢の崩れといった土台のバランスから整えるサポートを行っています。
身体の痛みをそのままにせず、「なぜ痛くなるのか」「どうすれば改善するのか」を一緒に考えてみませんか?
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