【骨格の変形が引き起こす痛みと、その前にできること】
こんにちは、パーソナルトレーナーの小山拓です。
今回は、股関節や膝の痛み、そして「骨格の変形」についてお話ししたいと思います。
◆ 骨格の変形とは?
「変形性股関節症」や「変形性膝関節症」、「薪形(まきがた)」と呼ばれる症状を耳にしたことはありませんか?
本来あるべき位置から骨や関節がズレてしまうことで、骨同士が擦れたり、形が変わったりして、痛みが生じる状態です。
こうした変形は、事故やケガが原因になる場合もありますが、実は多くが日常の姿勢や動作のクセによって、長い時間をかけて少しずつ進行していきます。
◆ 痛みがなくなったのは「治った」からではない
例えば、膝が内側に落ちてしまう「内股」や「X脚」といった姿勢で長年歩き続けていると、膝の内側に痛みが出てきます。
「痛いな」と思いながらもそのまま生活を続けていると、ある日を境に痛みを感じなくなることがあります。
この時、「痛みが消えた=治った」と思われがちですが、実は違います。
骨同士が繰り返しぶつかることで、骨の形そのものが変化してしまい、痛みに体が“慣れて”しまっているだけなんです。
◆ 一度変形した骨は元には戻らない
私のジムにも、実際に骨の変形が進行してしまっている方が多く来られます。
残念ながら、一度変形してしまった骨は基本的に元に戻すことができません。
さらに、無理に正しい姿勢に戻そうとすると、かえって体にとって負担になるケースもあります。
それほど、骨の変形というのは深刻で、対応が難しい問題なのです。
◆ 本当は「痛くなる前」にケアを
変形が進む流れは、おおよそ次のような順番です。
姿勢の崩れが起きる 痛みが出てくる 痛みが慢性化する、または一時的に消える 骨の変形が進む 状態によってはさらに強い痛みが出る
できることなら、この流れの1〜2の段階で気づいて対処することが理想です。
しかし実際には、痛みがかなり強くなったり、日常生活に支障をきたすようになってから初めて「どうにかしたい」と相談に来られる方がほとんどです。
◆ 変形を防ぐために、まずは身体のチェックから
上越市内で「最近なんだか膝や股関節に違和感がある」「昔より歩き方が変な気がする」など、少しでも気になる方は、ぜひ一度身体のチェックを受けてみてください。
私、小山拓は、上越市でパーソナルトレーニングを通じて、痛みや不調の改善をサポートしています。
「まだそこまで困ってはいないけど、将来が心配」という段階でも、早めのケアが何より重要です。
お一人おひとりの体の状態を丁寧に見させていただき、正しい姿勢や動作の習慣づくりをお手伝いします。
ご相談・カウンセリングのお申し込みは、お気軽にどうぞ。
「時すでに遅し」になる前に、今できるケアを一緒に始めましょう。