足がつる・足首がむくむ原因は?日常に潜む“歩き方”の落とし穴
こんにちは。
パーソナルトレーナーの小山拓です。
今日は、特に女性や中高年の方に多い「足首のむくみ」や「足がつる」といったお悩みについて、原因と対策をお話ししたいと思います。
「つる=栄養不足」だけではありません
足がつる原因として、まず思い浮かぶのは「栄養の問題」ですよね。
ナトリウムやカリウム、マグネシウムといった電解質のバランスが乱れると、筋肉が正常に働かなくなり、つりやすくなることがあります。特に夏場や運動後、汗をかいた後などは要注意です。
ですが、実はもう一つ大事な視点があります。
それが「足首の機能」と「歩き方」です。
足首が動いていないと、つりやすくなる
人は歩くとき、足首を「下に曲げる・上に持ち上げる」という動きを繰り返しています。
この動きは専門的に「底背屈(ていはいくつ)」と呼ばれ、ふくらはぎの筋肉を使って足の血流を促す、いわゆる“ポンプの役割”を果たしています。
ところが、年齢を重ねるとこの動きが減ってしまう方が多いのです。
足を引きずるように歩いている 前傾姿勢でつんのめるように歩いている 足の裏全体をしっかり地面に接地できていない
このような歩き方では、足首の動きがほとんど使われません。
結果として、ふくらはぎの筋肉が働かなくなり、血流が滞ってしまいます。これが「足がつる」「足首がむくむ」原因のひとつになっているのです。
正しく歩くことで改善できる
「つるから漢方を飲む」「むくむからマッサージする」
もちろんこれも対処法のひとつではありますが、根本から見直すなら「歩き方」がとても重要です。
理想的な歩き方は、
かかとから着地して、 母趾球(親指のつけ根)に重心を抜けさせる
この一連の動きの中で、足首がしっかりと使われます。
さらに、可能であれば「軽いジョギング」ができるくらいの体力をつけると、血流も改善され、足のトラブルも予防しやすくなります。
歩行・姿勢のチェックから始めませんか?
「自分の歩き方が正しいのかわからない」
「そもそも足首がしっかり動いているのか不安」
という方は、一度専門家にチェックしてもらうことをおすすめします。
上越市内のパーソナルトレーニングジム【Personal Box】では、身体の痛みや不調の改善を目的としたトレーニングや姿勢・歩行のチェックも行っています。足がつる・むくみやすいといったお悩みも、お気軽にご相談ください。