こんにちは。
新潟県上越市でパーソナルトレーニングジムを運営している小山 拓(こやま たく)です。
今回は、「身体の痛みや不調」と「生き方」の関係についてお話しします。
■ 呼吸が教えてくれる体と心の状態
私がパーソナルトレーニングの初回で必ず確認するのが「呼吸の仕方」です。
・息を吸った時、どこが動いているか
・呼吸の深さやリズム
・胸や肩、お腹のどこを使っているか
この呼吸の状態を見るだけで、その方の体と心の状態がある程度わかります。
精神的に落ち着いていない人や、ストレスを抱えている人の多くは、深い腹式呼吸ができません。
胸や肩で浅く呼吸している方に「お腹で吸ってみてください」と伝えても、うまくできないケースが多々あります。
これは呼吸がうまくできないというよりも、心がずっと緊張状態にあるからです。
■ 呼吸の浅さと生きづらさの関係
深い呼吸ができない方の多くは、心に重いものを抱えています。
たとえば、家族関係に無理があったり、やりたくない仕事を続けていたり、人間関係のストレスに耐えていたり。
こういった状態では、体が常に緊張し、リラックスできず、呼吸も浅くなってしまいます。
どれだけマッサージやストレッチを受けても、こうした内面の問題を無視してしまえば、根本から身体の不調を改善するのは難しいのです。
呼吸はごまかせません。
自分を偽って生きていると、その影響は必ず身体に現れます。
■ 健康を取り戻すには、生き方を見直すことが必要
10年以上パーソナルトレーニングの現場で体を見てきた中で、やはり感じるのは、
「自分らしく生きている人は、体の回復力が高い」
ということです。
反対に、やりたくないことを我慢して続けている人は、呼吸も浅く、体の痛みや不調もなかなか改善しません。
健康な体を手に入れるためには、まず自分がどう生きたいか、自分の気持ちに正直になって生きることが何より大切です。
■ 子ども時代の生き方が、大人の健康に影響する
私は普段、子どもの運動指導も行っています。
そこで感じるのは、健康のベースは「主体性」にあるということです。
子どもの頃から「これダメ、あれダメ」と言われ続け、自分の気持ちよりも親や先生の意向を優先して育ってきた子どもは、大人になって自分の意思がわからなくなることがあります。
そうした状態が長く続けば、体にも無理が生じ、不調として現れるのは自然な流れです。
だからこそ、子どものうちから「自分の気持ちを大事にして生きる」という土台を育てていくことが、本当の意味での健康づくりだと私は考えています。
■ 運動やマッサージの前に見直すべきこと
もちろん運動やストレッチ、マッサージなどの身体的なケアも大切です。
しかしその前に、自分がどう生きているのか、何を大切にしているのか、
そういった“生き方そのもの”を見直すことが、本質的な改善には欠かせません。
新潟県上越市で身体の痛みや不調に悩んでいる方へ。
呼吸、体の使い方、そして“自分らしい生き方”まで。
あなたの人生に寄り添うパーソナルトレーナーとして、サポートさせていただきます。